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夢のある新しい建設業
ウィズサクセスの立ち上げにあたり、一言ご挨拶を申し上げます。
さて、現在私ども建設業界は建設投資の長期減少傾向に一定の歯止めがかかった一方で、オリンピックの開催を控え今後も大きな需要を見込まれる東京などと、公共工事量が減少している地方との地域格差、更には大手と中小企業間格差が顕在化しており、地域建設業は依然として厳しい状況に置かれております。いうまでもなく建設業は社会資本整備の担い手であるとともに、自然災害等の最前線で活躍する安全、安心の守り手であり各地域において大きな社会的役割を期待される産業でございます。将来にわたってその役割を果たしていくためには、経営基盤の強化、経営の安定化を図ることが何より重要であり、そのためには安定的かつ持続的な事業量の確保が第一だと認識しております。
防災・減災に果たす建設業の役割
私は、阪神淡路大震災から建設業に携わってまいりました、当時自衛隊や警察、消防の方々が人命救助や救援物資を迅速に被災地へ向かわせるため、現場に駆けつけ道路啓開作業を行ったことは皆さまご存知の通りでございます。なぜこうした迅速な初期対応が可能であったか、それは地域の事情に精通した、地元の建設会社が自社で建機を保有しオペレーターを雇用していたことが非常に大きな要因であると考えております。
地域への深い愛情
地域の安全・安心を守るためには、防災・減災の担い手になる地域建設業が元気で活躍できる環境を整備することが何より重要だと認識しております。担い手の確保、生産性の向上等解決すべき課題は山積みしておりますが皆さまと一緒になって『夢のある新しい建設業』に全力で取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。